読書日記。『自転車に冷たい国、ニッポン』。
「ようこそのお運びで。厚く御礼申し上げます。」
今日も綺麗な青空。
秋晴れ。
心地よい天気です。
最近、体幹トレーニングを取り入れています。
充分にできているかどうかわかりまでんが、とにかく数週間は続けているので、三日坊主は避けています。
ストレッチをして、腰痛(笑)。
さてさて。
そんな秋晴れ、体幹トレーニングの毎日。
インドア(笑)。
読書日記。
馬場直子『自転車に冷たい国、ニッポン 安心して走れる街へ』(岩波ブックレット)
50ページ前後で読みやすいです。
岩波ブックレットシリーズ。
「あちら方面のつぶやき」で知りました。
ページ数も少なく、600円弱、安い!(笑)。
自転車に冷たい国、ニッポン――安心して走れる街へ (岩波ブックレット)
自転車が主な交通手段の自分。
自分も何度か「ひやり」とした経験があります。
まずは、ブクログから。
本書の主旨、主張にほとんど同意見である。
自分も自転車に乗るので、いろいろ考えさせられた。
データが文章で示されているが、図表があってもよかったと思う。
最後のまとめに「東京オリンピックを機に車社会から脱する最後のチャンスかもしれない。物質だけでなく、精神的にも豊かになるターニングポイント」というような主旨の言葉があったが、都市部では、公共交通機関が発達し、自転車だけ(あるいは徒歩)で充分かもしれないが、地方(田舎)では、やはり自動車がないと生活に不便なことが多い。いや、ほとんどだろう。
地方における安全な「share the road」をどうするかも大きな課題だろう。
後、もろもろの感想など。
歩行者>自転車>車という順番で、安心して通行できるのが理想だと思う。
本書を読んで、事故は起こるべく所で起こっているように感じた。
やはり、自転車の「双方向可能」なことが一因。
自動車のように左側一方通行というようなルールがない。
でも、それと同時に。行政の怠慢も、本書を読んで感じました。
先ほども書いたけれど、事故が起こりやすい所がある。
その原因もわかっている。
だから、何らかの対策を立てれば、本書に挙げられている事故例のいくつかは防げたように思う。
自転車が主な交通手段の自分の立場からの意見など。
自転車で走っていると、交通マナーが悪い自転車走行の人に出会う。
(自分の胸に手を当てて自省します)
マナーの改善・・・、というか、向上、交通ルールの遵守は、絶対に必要だ。
個人的な経験。自分の近くの住環境から言えば、狭い道路でも、早いスピードで走る車、自転車がある。
危ない。
「双方向通行」の箇所では、横に隊列を組んで走る自転車もあったり、前からふらふら走っている自転車もある。
あと、一番怖いのは、イヤホンをしている自転車。
前から来る場合は、ある程度気づいてくれるが、後ろから追い抜こうとする場合、九に酔ってくるなど、予測不能な行動に出くわしたこともある。
やはり、自転車に乗る側の交通マナーの向上と、交通ルールの遵守の徹底は必要だ。
そういうことになるのか・・・。
本書からの感想+。
海外の事例と比較して、日本と比較していたけれど、起伏が多い(坂が多い)日本と、平野が広い、ヨーロッパと比べるのは、少し・・・。
日本には日本の地理的限界もあるし・・・。
しかし、それでもなお、やはり、マナーとルールは大事。
文字で統計を表していたけれど、グラフや図があってもよかったと思う。
(推移や比較のグラフなど)
いろいろ感想を述べたところで、本書から引用を少し。
ほとんど後半ですが。
自転車事故が発生すると、「利用者がルールを守らない」「マナーが悪い」との声はよく聞かれますが、ルールを守る意識が高まっても、道路構造の問題が置き去りのままで、交通事故の再発防止につながるのでしょうか。 ー 53ページ
自転車の通行場所を歩道から車道に移し、自転車の双方向通行をなくしていくことが、事故の減少に役立つと考えられます。 ー 39ページ
日本と欧州の大きな違いは、自転車の走る場所とその方向にあります。日本では、自転車が歩道で双方向通行をするのに対し、欧州のほとんどの国では、自転車は車と同様に車道を一方通行で走っています。 ー 37ページ
他にもいろいろ線を引っ張ったり、付箋を貼りまくりました。
この本を読んで、どのように歩行者、自転車、車が、それぞれ安心して通行できるかの町作りが大事かが必要だと感じます。
・・・。
限られた道路(の幅)、すでに造られている道路(交差点)など、自転車を利用する人のマナー意識(自分も含めて)、課題は多いですが、知恵を出し合って、よりよい安心な道路になれば、いいと思います。
最後。
ブクログのレビューにも書いた部分。
最後のまとめに「東京オリンピックを機に車社会から脱する最後のチャンスかもしれない。物質だけでなく、精神的にも豊かになるターニングポイント」というような主旨の言葉があったが、都市部では、公共交通機関が発達し、自転車だけ(あるいは徒歩)で充分かもしれないが、地方(田舎)では、やはり自動車がないと生活に不便なことが多い。いや、ほとんどだろう。
少し、地方(田舎)の交通事情、違う意味での「交通弱者」(という言葉で適切かどうかわかりませんが)の視点が欠けているようにも思いました。
地方では、やはり「車社会」で車が生活の中心になっています。
通勤はもちろん、日々の買い物、ちょっとした移動でも。
「ちょっとした移動」といっても、都市部の「ちょっと」と地方の「ちょっと」は違います(笑)。
まあ、でも、なんだかんだいっても、自転車乗りの視点からすれば、自転車乗りの交通マナーの向上と交通ルールの徹底(もう1回、胸に手を当てて自省)が必要です。
あと、万が一の時に備えて、自転車保険の加入を必須にすること、かな。
自動車しか乗らない人、自動車・自転車両方に乗る人、自転車しか乗らない人、いずれも使わない人、いずれの人にも読んでもらいたいです。
筆者の問題提起をどのように受け止め、読んだ人が考え、知恵を出し合う必要があるでしょう。
・・・、と長くなりました。
(もっと上手に書評ができればいいのにな。)
ここまで読んでくださった方、ありがとうございました。
また、懲りずに長い「読書日記」を書きます(笑)。
読んだ本とこれから読む本。
写真には全く映っていませんが、「小説を読みたいっ!」という心の光が映っています。
小説が読みたい。
文庫でもいい。
本屋でいっぱい買いたい。
話題になっている映画化された、あんな小説、こんな小説・・・。
読みたいっ!
でも、とにかく、まず、この本をおすすめします。
安くて、60ページ程度。
読みやすく面白い。
自転車に冷たい国、ニッポン――安心して走れる街へ (岩波ブックレット)
自転車に冷たい国、ニッポン――安心して走れる街へ (岩波ブックレット)
- 作者: 馬場直子
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2014/09/27
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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他のシリーズも読んでみようと思います。
(写真に写っている本ももちろん、他の本も。)
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