読書日記。『未来のことは未来の私にまかせよう』
「ようこそのお運びで。厚く御礼申し上げます。」
今日も暑かった。そして、快晴。
梅雨入りしたとたんの、快晴。
さて。
読書日記。
読了。
黒木奈々『未来のことは未来の私にまかせよう』
綺麗な方ですね…。
知っている人は知っている、知らない人は知らない。
（当たり前か）。
『未来のことは未来の私にまかせよう 31歳で胃がんになったニュースキャスター』。
副題にあるように、「31歳で胃がんになったニュースキャスター」。
また本の帯にある「もう一度あの場所へ」という言葉。
そう、彼女自身の闘病記です。
あまり、「闘病記」の本は読まないのですが、気になっていた人物なので。
「それ」は、ちょっとした偶然がきっかけで始まりました。
（もし、旧友との会食の約束をしていなかったら…）、
病気が判明し、当初は「胃潰瘍」。
しかし、精密検査を行うと、「胃がん」…。
自分の病気と始まったばかりの番組への思い、葛藤。
手術、抗がん剤治療、
そして…。復帰。
少しばかり、横にずれます。
夜の時間帯、特に22時台（午後10時台）ですね、いつも、NHK BS1 を見ています。
同じ時間帯でやっている民放のニュース番組は、もう夕方などで見知っていることなので。
（Wikipediaで調べる）
2004年ごろからな、この時間帯、NHK BS1 を見るようになったのは。
この時は22時台の前半・後半と番組が分かれていまして、前半は世界各国のニュースが中心の「今日の世界」、後半が経済中心の「経済最前線」という約30分ずつの番組を放送していました。
今思えば、短い放送時間にも関わらず、時事問題のことについて、わかりやすく、コンパクトに伝えてくれていました。
それがよかったんだな。
余談ですが、「経済最前線」でキャスターを一時務められていた、神子田章博さん。
お茶目でした（笑）。
番組終わりに、「一言」まとめるのですが、「クスクスっ」と笑ってしまうものが多かったです。
その言葉で番組が終わるので、視聴者も少し戸惑い（笑）、スタジオは和やかな（たぶん）雰囲気になったでしょう（笑）。
だって、隣の女性のキャスターの人、笑いを堪えながら、「では、また明日～」と。
「神子田章博」で検索すれば出てくる、有名なあの場面も。
語学も堪能で、2015年現在、NHKの中国総局にいるようです。
「経済最前線」では、スペイン語も話していたような。
ああ、かなりずれた。
黒木奈々さんが主役だ。
NHKの番組改編に伴い、この時間帯も一新。
「今日の世界」「経済最前線」に変わる新しい、国際ニュース番組が始まりました。
「ワールドWAVEトゥナイト」。
そこで、高尾潤さん、鎌倉千秋さんと一緒にキャスターを務められていたのが、黒木奈々さんです。
ああ、長くなった…。
やっと出てきた、「黒木奈々」さん。
その番組（「ワールドWAVEトゥナイト」）で、彼女が「フランスに留学したことがある」というのを知りました。
当時、フランスでベストセラーになった『Indignez-Vous! 』を紹介するコーナーがありまして。
これです。
Indignez-Vous!
ああ、すごいなぁ、と。
番組当時は、少し緊張した感もあったようですが（そりゃそうだよね）、でも、丁寧に時事問題やその他のことについて、わかりやすく伝えていました。
「いつか、地上波で活躍するのかな～」とか、思うことも。
「ワールドWAVEトゥナイト」。
時事問題を中心に世界各国のNHKの支局の記者と生中継で結び、現地取材、報告、今後の動向など、わかりやすく伝えていました。
ごちゃごちゃした効果音、音楽もなく、夜の時間にふさわしい、落ち着いた感じ。
そして、さらに番組改編が行われることになります。
ああ、黒木奈々さんが観れなくなってしまうのかぁ（何が目的だったんだ）と、思っていたら。
「国際報道2014」というのが始まります。
しかも、メーンキャスターを見て、あるいは番宣を見て、びっくり。
有馬嘉男さんという方とメーンキャスターを務めることに。
黒木奈々さんが。
すごいっ。
やったじゃん。
全然関係のない自分でも、そう思ってしまいました。
（そう思った男女は多いはず）
2014年、春、順調に番組もスタート。
さすが、NHK。
海外のネットワークが豊富。駆使する。もちろん、そこで取材する人材も豊富で優秀。
「海外の取材ネットワークを生かして、世界で今何が起きているのかを、現地からのリポートや中継を駆使して総力を挙げて伝える」のがコンセプトのよう。
まさに、その通り。
ああ、なんかNHKびいきみたい（笑）。
本書（『未来のことは～』）に書かれていた番組内容のことも覚えています。
・・・。
で。
夏頃から、突然、黒木さんが現れなくなりました。
（この頃、いろいろあって、見れない時がありまして、自分の記憶もあやふやです）
心配な毎日。
ネットで検索しても、原因がわからず。
憶測だけが飛び交う。
（この時、黒木さん本人もインターネットで、自分のことについて調べていたと本に書いています）
そして、正式に、「胃がんのために病気療養中」ということが発表になり…。
「若いのに…」と。
せっかく掴んだチャンスだったのに…、と。
病院に緊急搬送されてからも、番組のことを考える黒木さん。
そうだよね…。
簡単に「病気のために降板する」とか考えられないよね…。
アナウンサーになるために、どこの大学を受ければいいか、一旦報道関係の記者をするも、夢をあきらめずに、退社して、フリーにまでなったんだもんね…。
でも、胃がんを治すことの方が一番優先すべきこと。
本書は、体調の異変、病院への緊急搬送、「国際報道2014」でメーンキャスターになった時の気持ち、あるいは、「アナウンサー」としての決意、が、まず語られます。
そして、アナウンサーになるまでのこと、子ども時代から大学、そして、関西のMBS（毎日放送）での記者時代の話、そして、アナウンサーになるために、フリーになるまで。
そこが中盤。
そして、「胃がん」の治療方法、手術、抗がん剤の副作用など、ほんとに辛い（辛かっただろう）闘病のことが後半に。
そういった感じでしょうか。
人の運命とはわからないもの。
そして、人と人との縁。
やっぱり、人間は支え合って生きているのだなぁ、と、実感。
個人的に、黒木さんの「前向きな精神」がよかったのだと。
そして、時々出てくる、有馬キャスターのエピソード。
個人的に、この部分で涙が出ました。
男前ですよ、有馬さん。
すべては、2015年1月4日の、特別版、『国際報道2015』で復帰するため。
しかも地上波、かつ生放送。
抗がん剤治療のスケジュールもその日に合わせて、主治医が考えたように。
生放送、見ていました。
やっぱり「痩せたかな」と思うと同時に、「お帰り」と心の中で。
涙。
2014年の夏から2015年1月4日まで、黒木さんが、こんな闘病生活を送っていたなんて、知るよしもなく。
分かっているのは、「国際報道2014」が始まっての数ヶ月と、病気療養のため休養になったこと、そして、2015年1月4日の地上波での生放送で復帰したことだけ。
本書を読んで、いろいろなことを知りました。
セカンドオピニオンのこととか（保険がきかないので、診察時間に応じて費用が増えていく）、胃がんの進行具合によって、どう治療していくか、とか。
これは、ネット書店で買ったので、後から知ったのですが、本の印税の一部は、「公益財団法人がんの子ども守る会」に寄附されるようです。
そういう意味でも、買ってよかった。
本の帯にある言葉。
「もう一度あの場所へ」。
2015年6月現在、黒木さんは、月曜日のみの担当となっています。
まだ「完全」とまではいかないまでも、彼女は戻ってきました。
後は、時間を掛けてゆっくり治し、体力もつけて戻られることを祈るばかりです。
本書の裏表紙のカバーにある写真。
小さな写真ですが、すべてを物語っていると思います。
未来のことは未来の私にまかせよう 31歳で胃がんになったニュースキャスター
女性ならではの悩み、「恋愛」「結婚」「出産」も語られています。
年齢に関係なく、多くの女性の方にも読んでほしいです。
「未来のことは未来の私にまかせよう」。
いつか、晴れる。
プラス はさみ フィットカットカーブ プレミアムチタン プレミアムブラウン 34-552
ぺんてる 多機能ペン ビクーニャEX XBXW1375A ブラック軸
ぺんてる 多機能ペン ビクーニャEX リフィル XKBXES7-A 10本セット
ポスト・イット ジョーブ 透明見出し 44x6mm 20枚x9色 680MSH
ポスト・イット ジョーブ 透明見出し 44x10mm 20枚x6色x10個 6831NE
ポスト・イット 見出し 50x15mm 30枚x蛍光10色 700MC
ポスト・イット ノート 超徳用 75x75mm 450枚 パステル CP-33SE
コクヨ キャンパスノート ドット入り罫線 5冊パック B5 A罫 30枚 ノ-3CATX5
KOKUYO ノ-3BN10 キャンパスノート6号(セミB5)B罫30枚10冊組
コクヨ キャンパスノート 5冊パック 5色アソート B5 A罫 30枚 ノ-3CAX5
