読書日記。『生きるコント　２』

「ようこそのお運びで。厚く御礼申し上げます。」

昨晩は、ものすごい風と雨の音でなかなか眠れず。

少し眠っただけ。

みなさんの住んでいる所はどうだったでしょうか。

昨夜の暴風雨から一転、今日は、少し穏やか。

とはいっても、雨が降りそうで降らない、どんよりとした空模様でした。

さてさて。

読書日記。

読了。
大宮エリー『生きるコント　２』（文春文庫・電子書籍版）

f:id:yoshida-nariaki:20160214153056j:plain

いやはや。

思わず吹き出し、そして、時にしんみり。

電車や屋外で読まなくてよかった。

ほんとに思いがけないところから、面白いことが出てくるので、吹き出してしまうのです。

前作『生きるコント』もよかったので、『生きるコント　２』も買いました。

電子書籍ですが・・・。

『生きるコント』に関しては、こちらで。

yoshida-nariaki.hatenablog.com

以下、内容や感想など、ブクログから。

生きるコント２

著者 : 大宮エリー

文藝春秋

発売日 : 2012-03-10

ブクログでレビューを見る»

前作『生きるコント』がよかったので、こちらも読む。（電子書籍版）

やはり、大宮エリーさんは、真剣に生きていて、だからこそ、そこから生まれる日々の些細なことが「コント」になる。

彼女の「生きる才能」とも言うべきか。

週刊誌に連載していたものなので、一つの話が数ページだが、中身はどれも濃密。すごい。

最初の「社外秘の女」から思わず吹き出し、以後、時に笑い、時に、しんみり。（今作は、後者が多いような）

ある俳優さんとのエピソード（前・後編）は、エリーさんがその俳優さんと真摯に向き合ったからこそ、読む側の心も揺さぶり、心温まるのだと思う。

繰り返しになるけれど、一所懸命に生きていて、空回りしているようで、意外に空回っておらず、落ち着くべきところに落ち着く。

生きる才能。

大げさかも知れないけれど、ほんとうに「生きる」って素晴らしいと思う。
喜怒哀楽が凝縮したエッセイ。

大宮エリー氏の文庫版後書きも、大変よい。

是非、是非、『生きるコント』『生きるコント　２』を買って、読んでください。

生きるコント〈2〉 (文春文庫)

前後逆になってしまいますが、コチラも、ぜひ。
生きるコント (文春文庫)