読書日記。『眩』
「ようこそのお運びで。厚く御礼申し上げます。」
ふとしたきっかけで、時代小説を少しずつ読み始めました。
まだまだ、読み始めたばっかりなので、まだ少し慣れない部分も。
でも、自分の知らない世界、読書体験できる喜びはあります。
で。
これもひょんなことから知った作家さんなのですが。
“朝井まかて”さん。
不思議な名前ですね。
さて、朝井かまてさんの最新作を読みました。
いわば“積ん読”状態だったのですが、他に読んでいた本がどうにも読み進められない、集中できないので。
そう書くとなんだか失礼な気もしますが、もっと早く読んでおけばよかった。
読書日記。
読了。
朝井まかて『眩』（新潮社）
ブクログから。
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新潮社
発売日 : 2016-03-22
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葛飾北斎の娘「お栄」さんの話。
北斎との話も交えて、物語が気持ちよく進む。威勢のいい、江戸言葉が心地よく響く。
物語も、史実を巧みに織り交ぜながら、人物の感情もよく伝わる。
ただ少し、冗長な部分もあると感じたが、大いに満足できた。
北斎との話も交えて、物語が気持ちよく進む。威勢のいい、江戸言葉が心地よく響く。
物語も、史実を巧みに織り交ぜながら、人物の感情もよく伝わる。
ただ少し、冗長な部分もあると感じたが、大いに満足できた。
巻末にありますが、葛飾北斎や「お栄」さんに関する資料を読み込んで、うまく物語に活かせているなぁと感心しました。
ちょっと、気になる「参考文献」があったので、今度図書館で借りて読んでみよう。
しかし、ほんとうに活き活きと目の前に江戸時代の情景が浮かんできます。
ちょっと気になってWikipediaで、「葛飾北斎」の項目を読みました。
かなり変わって人生を送った方なのですね。
物語でも、その一端をうかがえますが、初めて知りました。
機会があれば、「葛飾北斎」さんの伝記もぜひとも読んでみたいと思いました。
この小説の主人公でもあり、葛飾北斎の娘、「お栄」さんも、どこか豪胆であり、一方で繊細な部分もある方（想像でしかありませんが）のようで、かなり魅力的な人物です。
「お栄」さんの作品をインターネットで観ました。
（便利な時代になったものだ）
でも、やはり実際に観ないと、その息づかいは伝わってきませんね。
もし、作品展があれば、行きたいです。
おすすめです。
眩
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