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なりあき YEAR BOOK

人を愛する者、人恒に之を愛す。人を敬する者、人恒に之を敬す。

読書日記。『ギリシア人の物語Ⅱ』

「ようこそのお運びで。厚く御礼申し上げます。」

 

 

寒い日が続きます。

 

風が冷たい。

 

寒いというより、冷たい。

 

手足が特に。

 

 

冬を感じる日々です。

 

 

さて。

 

読書日記。

 

読了。

塩野七生ギリシア人の物語Ⅱ 民主政の成熟と崩壊』(新潮社)

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まちにまった、塩野七生さんの新刊本。

 

発売日を知るや、即予約。

 

発売日当日に到着。

 

すぐに読み始め、でも、ぼちぼちと。

 

帯にありまが、まさに「民主政の罠」でしょうか、

 

本作では、アテネの盛衰を描いている…といったらいいでしょうか。

 

スパルタの「ペロポネソス同盟」。

 

アテネの「デロス同盟」。

 

この「デロス同盟」があって、アテネは覇権を握り、そして、栄えた。

 

しかし、である。

 

読んでいた時、どうしても、あの国の“ポピュリズム”を思い出しました。

 

塩野さんは、この著作当時は、今のこの状況を知るはずもありませんが、個人的に、どうしても、世界を揺るがす、“ポピュリズム”と、“あの国”を想起せざるを得ませんでした。

 

感想のようなものをブクログから。

塩野氏さんが描く、アテネの繁栄と凋落の物語。
世界史の教科書だと、3ページくらいで済んでしまうが、塩野氏にかかれば、いとも鮮やかに、その時代に生きた人々の姿が浮かび上がる。
一つの物語になる。人物だけでなく、国家も。


塩野七生さんが描く、アテネの繁栄と凋落の物語。
デロス同盟によって支えられ、海洋国家として覇権を握り、繁栄を極めたアテネ
しかし、それらを支えたのは「民主政」。
繁栄も衰退も「民主政」になるとは、なんたる皮肉か。


いかに生きたかという人間ドラマだけでなく、都市国家アテネの「国家としての物語」も面白かった。

民衆の漠然とした将来への不安をリーダー(扇動者)が巧みに煽り、利用すると、民主政はたちまち衆愚政に突入してしまう可能性がある。

 

 

ぺリクレスによる民主政治時代のアテネの繁栄から、ペロポネソス戦役を経て衰退していくさまが描かれている。

 

 

民主主義はリーダーを選ぶ市民、民衆の知見が試されるのだと感じました。

 

 

最近さらに世界的に危うさが感じられる民主主義の課題ですね。

 

 

アテネ」繁栄の頂点から“自滅”ともいうべきまでの25年。

 

 

それを魅力溢れる人物を中心に描いています。

 

 

アテネ」という一つの国を、一つの人物のように扱っている物語でもあります。

 

 

民主主義はガラス細工のように脆いものだとも。

 

 

おすすめです。

ギリシア人の物語II 民主政の成熟と崩壊

 

 

あわせて、こちらも、ぜひ。

ギリシア人の物語I 民主政のはじまり

 

 

個人的に、塩野七生さんの描く人物の物語はとても好きです。

 

 

まるで、実際に会ってきたかのように活き活きと描いています。

 

 

まあ、もちろん主観的要素が絡んでいて、そこに好き嫌いや、評価なども違ってくるでしょうが。

 

 

>個人的には、おすすめ本です。

 

 

 
 
 
 
 おすすめ、ポストイット

 

 

 

 

 おすすめ、今治タオル。

 

 

 

 
 
 
 

 

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