読書日記。『闇を裂く道』
「ようこそのお運びで。厚く御礼申し上げます。」
もう2月も中旬。
早いですね。
2017年も1ヶ月半が過ぎようとしますが、いろいろなことがありましたね。
個人的にもいろいろ、と。
さて。
読書日記。
読了。
すごかった。
フィクションだけれど、ノンフィクションのような小説。
史実や記録や証言をもとに、記述されているだけあって、目の前にその光景、人の息づかいが感じられるようです。
吉村昭さの小説は、個人的に、ひきこまれます。
・・・といっても、まだまだ読んでいないので、中途半端な意見になってしまいます。
太平洋戦争を扱ったテーマの小説や江戸時代の小説もあるようですが、心の準備のようなものがありません。
時機がまだのようです。
感想のようなものをブクログから。
丹那トンネル(東海道本線・熱海−函南間)の工事を題材とした作品。
トンネル掘削による崩落事故の経過は、手に汗握る。
また、関東大震災にまつわる記録も混じっており、重要な記録である。
また、トンネル工事により、その真上にある村落の水の枯渇、村民と鉄道省との軋轢なども真に迫っている。
大量の湧水、地震などに悩まされ、工事中止を主張する声も上がる中、16年もの歳月と多くの犠牲を払ってようやく開通したトンネル。
交通の利便を求める一方で、多くの人命を犠牲にし、また、一つの村の存亡、水資源の枯渇といった代償も払うことになった。
自然にあらがうことの、人間の力を思い知る。
本書を読み終えて、第1章に書かれた新聞記者から見た風景と言葉が、印象に残る。
吉村昭氏の丁寧かつ細やかな取材や当事者への聞き取りをもとに書かれた本書。
トンネル崩落事故に始まり、その救出劇、崩落におびえながらも掘り進める人夫の姿、そして、トンネル掘削による村の水の枯渇…。
壮絶な物語でした。
「トンネル工事の完成」という目的が、戦時中ということもあって、「国策」となって進められ、人命や村の存続は二の次になっていくような風潮に、少しぞっとするようなところも…。
こういう“事実”、“過去”があったということを知っただけでも、有意義でした。
登場人物、一人一人の人生に思いをはせずにはいられません。
その時代に生きた人がいる、と。
おすすめ、です。
ぜひ、読んで欲しいです。
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