読書日記。
「ようこそのお運びで。厚く御礼申し上げます。」
暑かったり、少し肌寒かったり。
蒸し暑さはない6月上旬。
さて。
久しぶりの読書日記。
ここ数ヶ月間、何冊か読了していますが、なかなか記事にする時間もなく…。
ともかく、少しずつでも…。
読書日記。
読了。
中村淳彦『東京貧困女子。:彼女たちはなぜ躓いたのか』(東洋経済新聞社・Kindle版)
この本を読むきっかけになったのが、ある方のTwitterから。
AbemaTVで、女性の貧困問題を特集しており、その中で本書が取り上げられていました。
本書で取材を受けた女性が出演していた、と表現するのが正しいかな。
ともかく。
非常に重い内容の本でした。
一度、あまりにも読むのが辛く、少しの間、中断。
しかし、現実に起こっている問題に目を背けてはいけないと思い、再び読み始め、少し前にやっと読了。
6月5日、読了です。
そこから、自分なりの言葉で表現するのにも時間がかかりました。
怒りとやるせない気持ちと、多くの気持ち、感情が入り交じったままでした。
自分なりの書評のようなものです。
ブクログから。
非常に重い内容。
途中、読むのがかなり辛くなり、一時休止。
しかし、目を背けてはいけないと思い、読了。
ここに書かれているのは、日本の貧困問題の一部である。
多額の奨学金の返済、DV、非正規雇用、官製ワーキングプア…。
本書で取材を受けている女性たちは、真面目に働き生きているのに、貧困から抜け出せないという状況。
社会的弱者から搾取し、富める者がどんどん富んでいく社会。
「自己責任」。どれほど国に都合の良い便利な言葉なのだろう。
社会的弱者から搾取している構造。
日本は世界一素晴らしい国だと公言してはばからない政治家や一部の人々に、こんなに人びとを貧しくする国のどこが素晴らしい国なのか問いたい。「自己責任だ」と片付けるだろうが…。
折しも、金融庁の報告書と金融担当大臣の発言が読書中にあったので、ほんとうに暗澹たる気持ちになった。
絶対にこういう人々には、若者の貧困についての問題意識がないだろう。
取材対象は貧困にあえぐ女性たち。高学歴の人も多くいた。
多くの読者による書評のように、“「ささいなきっかけ」で現代日本の社会的枠組みから外れることによって、他人事でなくなる”というのも根底に描かれる。
対策はあるはず。このままでは貧困の連鎖が続くだけで、いずれ日本自体が機能不全に陥る。
志のある政治家や官僚の方々が。この問題を認識して、施策を打ち出し、実行してほしい。(一縷の望みなのか…)
途中、読むのがかなり辛くなり、一時休止。
しかし、目を背けてはいけないと思い、読了。
ここに書かれているのは、日本の貧困問題の一部である。
多額の奨学金の返済、DV、非正規雇用、官製ワーキングプア…。
本書で取材を受けている女性たちは、真面目に働き生きているのに、貧困から抜け出せないという状況。
社会的弱者から搾取し、富める者がどんどん富んでいく社会。
「自己責任」。どれほど国に都合の良い便利な言葉なのだろう。
社会的弱者から搾取している構造。
日本は世界一素晴らしい国だと公言してはばからない政治家や一部の人々に、こんなに人びとを貧しくする国のどこが素晴らしい国なのか問いたい。「自己責任だ」と片付けるだろうが…。
折しも、金融庁の報告書と金融担当大臣の発言が読書中にあったので、ほんとうに暗澹たる気持ちになった。
絶対にこういう人々には、若者の貧困についての問題意識がないだろう。
取材対象は貧困にあえぐ女性たち。高学歴の人も多くいた。
多くの読者による書評のように、“「ささいなきっかけ」で現代日本の社会的枠組みから外れることによって、他人事でなくなる”というのも根底に描かれる。
対策はあるはず。このままでは貧困の連鎖が続くだけで、いずれ日本自体が機能不全に陥る。
志のある政治家や官僚の方々が。この問題を認識して、施策を打ち出し、実行してほしい。(一縷の望みなのか…)
ぜひ、一読して欲しいです。
かなり、重い内容ですが、知っておくべき内容で、女性だけの問題ではなく、男性の問題でもあります。
また、学歴、年齢の問題でもありません。
- 作者:中村淳彦
- 出版社/メーカー:東洋経済新報社
- 発売日:2019/04/05
- メディア:単行本
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自分は、Kindleで読みました。
- 作者:中村淳彦
- 出版社/メーカー:東洋経済新報社
- 発売日:2019/03/29
- メディア:Kindle版
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