なりあき YEAR BOOK

人を愛する者、人恒に之を愛す。人を敬する者、人恒に之を敬す。

読書日記。『死刑囚』

「ようこそのお運びで。厚く御礼申し上げます。」

 

 今回の読書日記。

タイトルからしてすごいですね。

本の紹介を引用です。

 

スウェーデンで逮捕されたその男は、アメリカで六年前に死んだはずの死刑囚だった!? 大好評、グレーンス警部シリーズ第三弾。」

 

そうです、主人公が「死んだはずの死刑囚」。

なんとも不可思議な設定なのですが、この設定が後々いきてくる。(当たり前)

北欧の死刑制度に対する考え方も垣間見えて、面白いです。

 

 

 

読書日記。

 読了。

 アンデシュ ルースルンド、ベリエ ヘルストレム(著)

ヘレンハルメ 美穂(翻訳)

『死刑囚』(早川書房Kindle

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いやぁ、『制裁』、『ボックス21』と続く、3部作。

 

「死刑制度」を扱ったミステリ小説。

 

感想をブクログから。

 

 

死刑制度を扱った、死刑制度のないスウェーデンを舞台とするミステリ小説。

 

題材が重いだけに、話の内容も重くなる。

 

復習、私刑感情、善と悪、処罰感情、いろいろなものがない交ぜになり、読書する側も考える内容。

 

話の展開、決着もよかったが、ミステリ小説よりも、死刑制度について改めて考えた。

 

 

かなりありきたりな内容になってしまいました。

 

内容のことを書こうとすると、ネタバレになってしまう。

 

でも、なにか書かないといけない。

 

3部作通じて、物語の展開を楽しめました。

 

主人公となるグレーンス警部も魅力的な人物。

 

実際にいたら、かなり周囲の人物は困るでしょうが…。

 

 

グレーンス警部3部作、お薦めです。

 

 

 

文庫本はこちら。

死刑囚 (ハヤカワ・ミステリ文庫)
Amazon(アマゾン)
390〜5,564円

 

Kindle本はこちら。

死刑囚 グレーンス警部 (ハヤカワ・ミステリ文庫)
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1,089円

 

 

 

 

制裁 (ハヤカワ・ミステリ文庫)
Amazon(アマゾン)
957円

 

 

ボックス21 (ハヤカワ・ミステリ文庫)
Amazon(アマゾン)
950円