読了。『中国の名君と宰相』
「ようこそのお運びで。厚く御礼申し上げます。」
2月。
世間では、連日新型コロナウイルスのニュースばかり。
どうなっていくんだろうという不安。
一部では、楽観視している向きもありますが…。
外国人観光客の姿も明らかに少なくなり、電車の混雑ぐらいも平常時の80%くらいでしょうか。 座るのが難しかったのですが、比較的に楽に座れるようになりました。
某主要駅発の電車で帰るのですが、明らかに外国人観光客の数が減っています。
繰り返しましたが。
日本経済は、外国人観光客で成り立っていたんだなぁという実感。
さてさて。
読書日記。
読了。
ほんとは、付箋をはりたかったのですが、手元になく、アンダーラインのみという、事態。
整理が…。
ブクログから感想を。
東洋史の大家、宮崎市定氏の、皇帝・宰相・儒家など、実に多くの人物に焦点を当てたエッセイや論文がまとめられている。
有名な人物から、日本ではそれほど知られていない人物まで。資本家や地方官にまで及ぶので、その知見。見識はさすがというほかない。
他の書評にもあるが、「南宋末の宰相賈似道」と「張溥とその時代」。これは実に読み応えがあるので、このためだけに読むのも一読の価値ありと言える。
今回も知的好奇心をくすぐられる本でした。
しかし、さすが、大家による文章は違う。
しかも、一部、卒業論文が元になっている章もあるので、すごいとしかいいようがない。
門外漢にある自分にも読みやすく、わかりやすく丁寧に解説してあるので、非常に参考になりました。
ただ。
自分にこの分野にある程度の基礎知識がもっとあれば。
例えば、世界史の大まかな流れ、取り上げられている人物についての功績など。
そういう予備知識、基礎知識があれば、理解ももっと深まったと思います。
それだけが、心残り。
今回も非常に有意義な読書体験でした。
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