なりあき YEAR BOOK

人を愛する者、人恒に之を愛す。人を敬する者、人恒に之を敬す。

読書日記。菊池良生『傭兵の二千年史』

「ようこそのお運びで。厚く御礼申し上げます。」

 

もうすぐ3月も終わろうとしていますね。

 

早いもので、桜もちらほら咲き始め、一部満開になっている木々もあり。

 

なのに。

 

お花見を楽しめない、春。

 

去年も、今年も。

 

ほんとに、いつになったら、コロナウイルス収束してくれるのだろう。

 

・・・

 

さて。

 

読書日記。

 

読了。

 

菊池良生『傭兵の二千年史』(講談社現代新書

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図書館で借りたので、旧カバーです。

 

講談社現代新書は、やっぱりこっちの方がいいなぁ。

 

どうして、今のようなデザインに変更してしまったのだろうか?

 

シンプルすぎです。

 

さてさて、中身は、ほんっとに面白かった。

 

この本を読むきっかけは、Twitterで、ある大学教授(結構有名、ロシア専門のお方)が「積ん読本だったのを読んだら面白かった」というのがあったので。

 

紹介のしかたも上手で、読んで見たくなる素敵なツイートでした。

 

自分の感想をブクログから。

 

「古代から近代、現代までの”傭兵”について、軽妙な語り口で解説している良書。

 

金銭で雇われて、命を賭けて戦地に赴く。

その動機はさまざまであり、また、時代とともに変遷していく。

 

スイスがなぜ時計の一大立国になったのか、その背景に傭兵集団があったとは知らなかった。

また、秘伝の砲兵技術をこっそり漏らしてしまった名もなき傭兵の話、同じ民族で戦う馬鹿らしさから戦争放棄する話とか、いろいろ興味深かった。」

 

こういう感じです。

 

そうそう、ブクログの感想であった、「秘伝の砲兵技術をこっそり漏らしてもらって〜」が読むきっかけでした。

 

なんか、人間くさいというか、今も昔も変わらないなぁ、と。

 

文章もわかりやすく、軽妙な語り口で書かれているので、全然専門性を感じませんでした。

 

もし、大学の一般教養の授業で、こういう授業があれば、毎回楽しく受講していただろうな、と。

 

巻末にあった、豊富な参考文献。

 

おもしろそうな本がたくさんあったので、いずれ読みたいです。

 

すみません…、図書館で借ります…。

 

この本、いずれ、購入して手元に置いておきたいなぁ。と。

 

 

傭兵の二千年史 (講談社現代新書)

傭兵の二千年史 (講談社現代新書)

 

  

 

 

 

同じ方による著書。

この本は所有していました。

これも面白かったです。

 

神聖ローマ帝国 (講談社現代新書)

神聖ローマ帝国 (講談社現代新書)

  • 作者:菊池 良生
  • 発売日: 2003/07/19
  • メディア: 新書
 

 

 

関連本。

ドイツ三〇〇諸侯 一千年の興亡

ドイツ三〇〇諸侯 一千年の興亡