ノーベル賞・文学賞。あれこれ。

「ようこそのお運びで。厚く御礼申し上げます。」

今日、10月9日、ノーベル賞・文学賞の発表がありましたね。

予想通りというか、何というか、「村上春樹さん、受賞ならず」というニュースばかりです。

村上春樹さんは大好きな作家さんの一人です。

小説からエッセイ、そして、彼が翻訳したものまでも買うくらいのファンであります。

ノーベル賞・文学賞。

まあ、別に受賞しなくていいや、です。

なんか、ややこしくなりそうだし。

村上春樹さんは、エッセイで常々「脳減る賞」と冗談で言っているので、それも影響しているのでしょう。

・・・。

そんな理由ではないですね。

ノーベル賞・文学賞は、近年、社会テーマや人権問題を扱った作家さんが受賞する傾向が多く、村上春樹さんは、ちょっと違うかな、と。

いや、もっと別の深いところを描いていると思うのですが（かなり漠然とした表現）。

しかし、作家さんも、大変ですね。

作家さんは、普段、表舞台に立つことはないし（テレビやラジオとか）、でも、いざ何か社会的問題があると表舞台に出てきて（あるいは、引っ張り出されて）発言を求められて、そこの部分だけを取り上げられて、「それで全て」みたいに思われてしまう…。

まあ、とにかく、村上春樹さんは好きな作家です。

毎年、この時期になると、つまり、ノーベル賞・文学賞の時期ですね、「村上春樹、受賞なるか」という話題になりますが・・・。

日本人の作家は、村上春樹だけなのか、と。

他に、ノーベル賞・文学賞を受賞できるような作家は、いないのかと、少し危惧しております。

心の中では、「この作家さんは、どうなんだろうなぁ」と思う人は、何人かいますが、ひっそりとしまっておきます。

で。

今年のノーベル賞・文学賞。

フランス人作家のパトリック・モディアノさんが受賞されました。

おめでとうございます。

以前、図書館で、『失われた時のカフェで』を読んだことがあり、大変、おもしろかった記憶があります。

読んだことがある作家さんが、受賞すると、自分のことのようにうれしいですね。

まあ、偶然なのですが。

去年、一昨年と、まったく存じ上げない作家さんだったので…。