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なりあき YEAR BOOK

人を愛する者、人恒に之を愛す。人を敬する者、人恒に之を敬す。

読書日記。『ハイジャック犯は空の彼方に何を夢見たのか』

「ようこそのお運びで。厚く御礼申し上げます。」


ここ数日、いろいろな本を読み終えました。

というわけで、ぼちぼち、「読書日記」の更新をしていきたいと思います。

といっても、それほど読んでいないので、3回くらいかな。


さて。

読書日記。

読了。
ブレンダン・コーナー『ハイジャック犯空の彼方に何を夢見たのか』

f:id:yoshida-nariaki:20150511194243j:plain

 


5月1日くらいに読了しておりました。

読後感が、なんともいえず(いい意味で、いや、なんというべきか)、自分の中で感想をどのように消化していいかわかりませんでした。

ただ、「いい本を読んだ」という感覚は、しっかりとありました。


「あちら方面のつぶやき」でもつぶやきましたし、某Amazonでも、レビューを書かせて頂きました。

ハイジャック犯は空の彼方に何を夢見たのか (亜紀書房翻訳ノンフィクション・シリーズ II-2)



そこで書いたレビューをもとに、ブクログにも転載。

以下、ブクログから。(長いです)

この亜紀書房さんのノンフィクション・シリーズは、2冊目です。
(ちなみに、1冊目は『帰還兵はなぜ自殺するのか』。これも良書です。)

本書は、2013年度、アメリカの主要なメディアで激賞されたノンフィクションらしいです。
そういう評判・評価を抜きにしても、面白い本でした(言葉の表現が適当かどうか難しいですが)。

さて、内容ですが、アメリカで発生したハイジャック事件の数々のちょっとした歴史を織り交ぜながら、若いカップルのハイジャック事件が中心に描かれています。

そう、ある若いカップルが起こしたハイジャック事件のノンフィクションです。

そのハイジャック事件とは、アメリカ史上最長距離、最長時間になるハイジャック事件となります。

1972年。ウエスタン航空701便。

ハイジャック犯は、ベトナム戦争からの帰還兵の黒人男性とその恋人の白人女性のカップル。

黒人男性の名前はホルダー、白人女性の名前はカーコウ。

当初の計画からずれたものの、ハイジャックに成功し、乗客・乗員は無事で、「若きカップル」は夢と希望を抱いて亡命を果たします。

ハイジャックしている機内の状況も、筆者の細かな丁寧な取材によるものなのでしょう。
機内の様子、パイロット、ハイジャック犯の心理、行動、人間らしさが伝わってきました。
小説を読んでいるような錯覚でした。
でも、あくまでノンフィクションです。

そして…。

何よりも、亡命した後の「若きカップル」を待ち構えていた数奇な「運命」「人生」。
この部分が、本書の後半を占めますが、男性(ホルダー)の、あるいは、女性(カーコウ)のたどった人生に想いを馳せずにはいられませんでした。

1960年~1970年。
アメリカの独特な文化・雰囲気。
若者は、その時代の青春を謳歌し、ある者は反体制・平和を訴え、ある者は薬物に走り、そして、やがて、平凡な大人に戻っていく…。

しかし、この二人のように大人になりきれなかった若者もいます。
「訳者あとがき」の言葉を借りれば、無事に「軟着陸できなかった」者。

本書を読み終えた後、なんとも言えない想いにかられました。
何を夢見て、そして、実際に何を見たのだろうか、と。



以下、本書の本筋からずれますが、この本を読んで知ったこと。

本書で知ったのですが、今では考えられないくらいに、飛行機の搭乗手続きが簡単だったことも知りました。
持ち物検査、X線検査もなかった。そして、保安官や警備員ですら配置されない空港も。
だから、簡単に機内に刃物や爆弾などを持ち込め、「ハイジャックの黄金時代」があった。

ハイジャック事件が起こるたびに、規制を求める声が強まり、規制強化を求める法案を可決しようと議会も動きます。(当然ですね。)

しかし、「検査に時間も莫大なお金もかかる」など、あれこれ理由を掲げ、ロビイ活動をする航空業界。そして、その法案を廃案にもっていくという、今となっては考えられない過去があったことも知りました。

良質なノンフィクションです。
筆者の丁寧な取材に基づいた内容、適度な訳注もついていて、わかりやすかったです。

おすすめです。

最後に。

個人的な希望ですが、亜紀書房さんには、良質な海外のノンフィクションをどんどん翻訳し、出版して欲しいです。

すでに、『帰還兵はなぜ自殺するのか』、そして、この『ハイジャック犯は空の彼方に何を夢見たのか』という良質なノンフィクションを出版しているのですから。




かなり、べた褒めしてしまいましたが、個人的には、そう感じました。

原書の題名は「The Skiee Belong To Us Love and Terror in the Golden of Hijacking」。

少し、付け加え。

物語の中心となる、ハイジャック事件。

ベトナム戦争の帰還兵であるホルダー。

犯した罪については償うべきですが、彼もまら、戦争の犠牲者でもある。

ベトナム戦争で見た現実。

そして、政治的野心から、アメリカに敵対する国(当時)に亡命しようと企図する。

しかし、亡命を果たしたものの、そこで待ち構えていた現実。

彼は、結局、2つのことで苦しみ続けることになってしまいます…。

この点については、『帰還兵はなぜ自殺するのか』と通じる者があります。
帰還兵はなぜ自殺するのか (亜紀書房翻訳ノンフィクション・シリーズ16)


一方、恋人のカーコウ。

いや、恋人「であった」、ですね…。

彼女は彼女で、特に大きな野心もなく、(多分)軽い気持ちで、ホルダーに従っただけですが、彼女のその後の人生は・・・。



二人の、ハイジャック事件をする前と、亡命した後の人生は、一変します。

二人がたどった数奇な運命…。

「うまく軟着陸できなかった」者たち…。

ほんとに、彼/彼女らは、空の向こうに何を夢見て、そして、どんな現実を直視することになったのか。

読み終わった今でも、その想いはかわりません・・・。


ほんとに良書です(だと思います)。


繰り返しになりますが、亜紀書房さんには、日本で紹介されていない、ノンフィクション(アメリカの出版界にとどまらず、ヨーロッパなどで評価の高いノンフィクションも)を翻訳、出版してほしいです。

亜紀書房さんお回し者では、一切ありません(笑)。


長いブログ記事になりました。

ここまで、読んで頂いてありがようございました。


ハイジャック犯は空の彼方に何を夢見たのか (亜紀書房翻訳ノンフィクション・シリーズ II-2)











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