読書日記。『傷だらけのカミーユ』
「ようこそのお運びで。厚く御礼申し上げます。」
涼しいを通り越して肌寒いと思っていたら、また、暑くなり。
外出時の服装に悩む日々です。
さて。
読書日記。
読了。
帯にあるよう、『その女アレックス』『悲しみのイレーヌ』に続く。ヴェルーヴェン警部物の最終となる『傷だらけのカミーユ』。
出版順(日本語訳出版順)では、上記の通りですが、時系列的には、『悲しみのイレーヌ』『その女アレックス』、そして、『傷だらけのカミーユ』です。
『その女アレックス』での衝撃的な物語の設定、進行、どんでん返しと、よくも悪くも(?)エンターテインメント性のあるミステリー小説でした。
そして、続いて刊行された『悲しみのイレーヌ』。
これまた、冒頭から、「ちょっと、これは…」というようなかなり目を背けたくなるような描写、読んでいて顔をゆがめたくなる表現の連続で、気持ち悪かったですが、物語の展開は、意外な方向に進んでいき、中盤辺りから、「どうなってしまうんだろう」という展開になっていきます。
ただ『その女アレックス』を読んでいたので、結末は予想できるのですがね。
だって、『悲しみのイレーヌ』にそのことがチラチラ触れられたいたから。
ここは、日本語訳の出版順が少し…、です。
そして、本作『傷だらけのカミーユ』。
ヴェルーヴェン警部物三部作の最後。
「『その女アレックス』の翌年」という時間設定。
(『悲しみのイレーヌ』からは、約5年後、かな)
「3日間」という時間の中で、物語が進む。
そういう短い時間設定なので、その中で繰り広げられる物語の展開がいろいろあるので、中身は濃い展開です。
基本的にヴェルーヴェン警部の視点、そして、アンヌという女性の視点や、ある事件の犯人の視点を織り交ぜています。
これは、『その女アレックス』『悲しみのイレーヌ』でも見られた作者の手法。
ミステリー小説なので、物語の細部を書けないのが、難しい。
冒頭の宝石強盗事件をきっかけに、いろんな要素がからんできて、「どうなっていくんだろう」と、読む手が止まりませんでした。
中盤から、少しずつ事件の全貌(のようなもの)が見えてきたかな、と思うと、また、どんでん返し。
後半になると、ちょっと複雑になってくるかな。
(自分にはそう思えた)
そして、後半〜結末まで。
「ああ…」「う〜む…」という感じでした。
Amazonやブグログや読書メーターのレビューは、評価が高いものがあるものの、少し評価がおちているものも多くあります。
低い評価となっているものは、やはり『その女アレックス』『悲しみのイレーヌ』の内容、展開、表現、衝撃度、などに比べると、物足りない部分を理由に挙げています。
確かに、そうかなぁというきもちもなくはありませんが、個人的には、いろんな意味で衝撃度はありました。
しかし、本作『傷だらけのカミーユ』だけを読むとなると、「ん?」となることが多くなったり、物語が繋がっている部分もあるので、やはり、『悲しみのイレーヌ』『その女アレックス』を読んだ方がいいです。
まずまず、かな。
本作のところどころに、別の事件、つまり別の作品が出てきて、「ああ、読みたい」と。
ルメートルさんの作品、まだまだ未邦訳の作品が多いですからね。
この『傷だらけのカミーユ』も、かなり時間が経っていますし。
ミステリー小説としては、そこそこ楽しめました。
次の新刊が楽しみです。
しかし、文庫本はありがたい。
(Kindle本はもっと便利かも知れないけれど)
恋しくて - TEN SELECTED LOVE STORIES (中公文庫)
ポスト・イット ノート 超徳用 75x75mm 450枚 パステル CP-33SE
ポスト・イット ジョーブ 透明見出し 44x6mm 20枚x9色 680MSH
ポスト・イット 強粘着ふせん 75x25mm 90枚x5個 蛍光 500-5SSAN
ポストイット 見出し お買い得パック 50x15mm 100枚x10個 700RP-BGK
ブルーム 今治タオル ナチュラルボーダー フェイスタオル 4枚セット (ブルー・グレー) natural_ft4_bg
ブルーム 今治タオル ナチュラルボーダー バスタオル 2枚セット (ブルー・グレー) natural_bt2_bg
ブルーム 今治タオル レオン ハンドタオル 3枚セット サンホーキン綿 (ナイト) leon_ot3_n
ブルーム 今治タオル ハーフ&ハーフ フェイスタオル4枚セット (全色ミックス) half_mix_ft4