読書日記。『漱石全集 第八巻』
「ようこそのお運びで。厚く御礼申し上げます。」
12月ですね。
徐々にクリスマス&年末モード。
日に日に寒くなっております。
ぼちぼち、大掃除も。
その合間の読書タイム。
で。
読書日記。
読了。
『漱石全集』なので、一応、「夏目金之助」の方が適切なのかもしれませんが、一応、「夏目漱石」名義で。
(なんか)
『漱石全集 第八巻』は、『行人』です、
いわゆる漱石の後期三部作の真ん中。
ちなみに、『彼岸過迄』『行人』『心』ですね。
えっと、なぜ『行人』を読むのかというきっかけは、特になく、図書館で本を借りに行った時に、「久しぶりに漱石さんの小説、読み返したいな」と思ったから。
開架で、貸出できるもの数冊借りてきました。
ほんとうは、『彼岸過迄』も借りたかったのですが、生憎、貸し出し中。
予約、しました。
もう、かなり前に読んだので、「あらすじ」など、すっかり忘れてしまっていましたが、所々、思い出す部分もあり、新鮮な発見も。
漱石さんの描写、なにか、こう、すごいですね。
明治の文豪に対して、一般人が形容するような言葉じゃない。笑。
なんというか、人間の心理とか、それに伴う行動など、きっちり表現されていますね。
「明治」というと、なんとなく、まだ「和服」という勝手なイメージがあるのですが、もう、すっかり「洋服」で、食生活も、洋食もしっかり。
洋菓子も。
漱石作品に出てくる「女性」。
「う〜む…。」と思います。
おそらく、すでに何本もの研究論文があるのでしょうが、“漱石作品における女性”というのも、興味深いテーマだと思います。
久しぶりに、漱石作品を楽しめました。
次は、『彼岸過迄』かな。
…。と、その前に、他に借りてきた『漱石全集』を、ぽつぽつ読みます。
あ。
『漱石全集』を読むきっかけは、特にないと書きましたが、あえて挙げるなら、今月12月から、岩波書店から、新しい『漱石全集』が刊行されるのを知ったのが、きっかけ、かな。
この機に、自室にも『漱石全集』を揃えてみようかな。
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