なりあき YEAR BOOK

人を愛する者、人恒に之を愛す。人を敬する者、人恒に之を敬す。

読書日記。勝田至『日本葬制史』

「ようこそのお運びで。厚く御礼申し上げます。」

 

読書日記。

 

読了。

勝田至『日本葬制史』(吉川弘文館

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ずっと積読状態だった本。

 

やっと読み終えました。

 

勝田さんの著作は、確か『日本中世の墓と葬送』(吉川弘文館)という本をきっかけに、他の著作を読んでみたいと思いました。

 

こちらは図書館で借りた本。

(後で、買いました。)

 

古代日本人は、どのように、家族や親しい人を送ったのか。

 

その慣習や、葬送、死生観など、その一端を知ることができ、大変興味深く読んだことを覚えています。

 

さて、今回読んだ本、『日本葬制史』は、まさに日本の葬式の移り変わりを概説したような感じ。

 

入門的な、と言っても、専門的ではあるですが、読みやすかったです。

 

縄文時代から、現代まで。

 

当たり前に思っている葬式の在り方も、つい最近出来上がったことにも驚きでした。

 

個人的には、やはり縄文時代や、平安時代の、日本人の死生観、それに伴う葬送の在り方に興味を持ちました。

 

何百年も遠い昔ですが、根底には、今と変わらないものがあるというか。

 

いや、この頃の司政官のようなものが、根底にあるような。

 

専門的な本ではありましたが、大変興味深く読みました。

 

 

日本葬制史
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3,007〜7,700円

 

日本中世の墓と葬送
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死者たちの中世
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